2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

9 応用物性 » 9.1 誘電材料・誘電体

[13a-D519-1~10] 9.1 誘電材料・誘電体

2020年3月13日(金) 09:00 〜 11:45 D519 (11-519)

三村 憲一(産総研)、森本 貴明(防衛大)

10:00 〜 10:15

[13a-D519-5] K(Ta, Nb)Si2O7単結晶の作製と強誘電特性の評価

〇(M2)大沼 美穂1、武田 博明1、鶴見 敬章1、保科 拓也1 (1.東工大物質理工)

キーワード:強誘電体、単結晶、シリケート化合物

KNbSi2O7(KNS)はペロブスカイト構造の間にSiO4四面体が入り込んだ構造をとる新規強誘電体である。本研究では、KNSのNbイオンの一部をTaで置換したKTaxNb1-xSi2O7 (KTNS, x = 0−0.3)の単結晶を作製し、その強誘電性を測定した。分極測定の結果、Ta置換率の増加に伴い自発分極値は増加した。一方、第一原理計算による自発分極の理論値は、逆の傾向を示した。KTNSが持つ本来の強誘電性について、高温での分極測定や高温分極処理の結果に基づき詳細に議論した。