[13a-PA1-1~17] 1.3 新技術・複合新領域

[13a-PA1-16] 眼瞼圧推定のための渦電流式変位センサを用いた測定方法の提案

〇松谷 晃宏¹、栁田 保子² (1.東工大マイクロプロセス、2.東工大未来研)

キーワード：渦電流、目瞼

VDT作業者の増加や空調設備の充実によりドライアイの患者数は増加傾向にある。ドライアイ症状の主原因は瞬目摩擦の亢進，涙液層の不安定化であり，異物感，乾燥感，目の疲れとして自覚され，コンタクトレンズ，涙液層，眼瞼の相互関係を明らかにすることが求められている。眼瞼の圧力の測定については長い配線をもつ触覚センサを直接瞼の下に挿入し測定した例があり，正常者の眼瞼圧に比べてドライアイ患者の目瞼圧の方が高い傾向であることが報告されている。ここでは，眼瞼下に装着したコンタクトレンズの変位測定を想定した渦電流式変位センサを用いた非接触測定の実験について報告する。