09:30 〜 11:30
[13a-PA3-35] Ti3O5薄膜の金属-絶縁体転移におけるドメイン構造の観測と解析
キーワード:Ti3O5、金属-絶縁体転移、ドメイン構造
金属-絶縁体転移(M-I転移)を示すチタン酸化物Ti3O5は、バルクでは約240 Kで𝛾相からδ相へ転移を示す。最近100 nm厚の𝛾相の薄膜は7 Kで超伝導転移することが確認された。この試料のM-I転移を表面観測で、絶縁相からの昇温過程で数㎛の金属ドメインが生成し連結して金属相に至ること、更に昇温途中で冷却するとドメインが保持されることを見出した。講演ではドメインの粒子解析と伝導の結果等を報告する。