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[13p-A205-7] パルスパワーの農業・食品応用における作用機序
キーワード:パルスパワー、プラズマ、農業
近年,プラズマや高電界を農業・食品分野で利用する研究が活発になされている.プラズマや高電界で植物の発芽や生長の促進,担子菌(きのこ等)における子実体形成促進,培地の病原菌不活化などプレハーベストでの利用,また収穫物の鮮度保持などポストハーベストでの利用である.パルスパワーは,電界やプラズマの高精度時空間制御を可能にする技術で,この特徴を活かすことで,植物への作用選択性が高まる.ここでは,パルスパワーで制御されたプラズマや高電界場を農業・食品分野で利用する技術について,作用機序を中心に述べる.