[13p-A403-1~13] 1.4 エネルギー変換・貯蔵・資源・環境

△ [13p-A403-5] 電気化学触媒の表面に依存した電子状態の特徴に関する理論的研究

〇坂本 裕紀¹、野田 祐輔²、大野 かおる³、小池 佳代¹、藤井 克司¹、鈴木 登美子⁴、森川 健志⁴、中村 振一郎¹ (1.理研、2.名古屋大工、3.横浜国立大学、4.豊田中研)

キーワード：電気化学触媒、表面、第一原理計算

近年、3d遷移金属酸化物を用いた、水分解・酸素発生反応の触媒が理論・実験の両面から盛んに研究されている。本研究では、3d遷移金属酸化物の触媒の一例として、その活性が報告されたβ-FeOOHとγ-FeOOHを対象として、結晶内部とそれぞれ2種類の低指数表面の電子状態第一原理計算により研究した。その結果、面指数に依存した電子状態の明確な違いが見られた。これらの計算結果を基に、表面と反応性との関りについて議論することを試みた。