2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.1 作製・構造制御

[13p-A404-1~13] 12.1 作製・構造制御

2020年3月13日(金) 13:15 〜 16:45 A404 (6-404)

帯刀 陽子(農工大)、福田 武司(積水化学工業)

14:00 〜 14:15

[13p-A404-4] 超放射に基づくシンチレータの開発に向けたJ会合体ナノ粒子の作製

三木 佑太郎1、丸岡 清隆1、鈴木 龍樹1、越水 正典2、笠井 均1 (1.東北大多元研、2.東北大院工)

キーワード:超放射、J会合、ナノ粒子

本研究は、有機色素会合体のナノ粒子を用いた超放射を実現し、超放射に基づくシンチレータの開発を目的とする。超放射は、励起されたコヒーレント状態の分子が一斉に量子を放出する現象で、通常の自然放射に比べて放射寿命が短くなるとともに、放射強度が強くなるため、シンチレータの高速化・高感度化が可能になる。本研究では励起状態が非局在化した特異な会合状態を取るJ会合体に着目し、J会合体ナノ粒子の作製を行った。