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[13p-A405-14] Na1.24Co[Fe(CN)6]0.81のin situ赤外吸収
キーワード:二次電池、赤外吸収分光、プルシアンブルー類似体
配位化合物であるプルシアンブルー類似体(PBA)は遷移金属がシアノ基に架橋された構造を有し、ナトリウムイオン二次電池の正極材料として有望である。NaxCo[Fe(CN)6]0.81は低温時と高温時で電位が変化するPBAである。そこで、Na濃度(x)に依存した価数状態を温度と電位を制御しながらin situ赤外吸収分光で調べた。得られた赤外吸収スペクトルより、低温時の低電位プラトーではCoの、高電位プラトーではFeの酸化反応が起こることが分かった。