[13p-A407-1~16] 12.6 ナノバイオテクノロジー

[13p-A407-11] カップ形状微小電極を用いた電気化学発光計測による細胞表面発現分子の検出

栗山 愛理^1,2、鎌田 智之¹、加藤 大¹、小島 直¹、山村 昌平³、〇金 賢徹^1,2,4 (1.産総研バイオメディカル、2.東京農工大工学部、3.産総研健康工学、4.東京農工大院工学府)

キーワード：がん細胞、電気化学発光、微粒子

細胞表面分子の検出に電気化学発光（ECL）計測の適用を目指した。細胞と同直径程度のカップ形状微小電極を作製し、ECL基質修飾抗EpCAM（血中循環がん細胞マーカー分子のひとつ）抗体をヒト乳がん細胞株と反応させた後に同電極内へ細胞を捕捉し電圧を印加した結果、従来の蛍光法では検出が難しいEpCAM低発現乳がん細胞株を用いた場合も、EpCAMの発現をECLにより検出することに成功した。