2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[13p-A408-1~16] 12.7 医用工学・バイオチップ

2020年3月13日(金) 13:15 〜 17:45 A408 (6-408)

笹川 清隆(奈良先端大)、河野 剛士(豊橋技科大)、徳田 崇(東工大)

14:00 〜 14:15

[13p-A408-4] 溶液プロセスによるバイオセンサ用TFTアレイのリーク特性の改善

栗谷川 翔1、Phan Trong Tue2、廣瀬 大亮1、下田 達也1、高村 禅1 (1.北陸先端大、2.東工大)

キーワード:溶液プロセス、酸化物TFT、リーク特性

本研究室では、溶液プロセスを用いたバイオセンサの切り替え用途としてのTFTアレイを開発してきた。従来の成果ではリーク電流最大値が大きいことが課題であり、この改善のためにゲート絶縁膜にLaTaO(La:Ta=3:7,0.2 mol/kg)溶液を使用してTFTアレイを作製した。作製したTFTのドレイン電流値は1 pA-10 µA(on/off比107)、リーク電流の最大値は10 pA (VG=10V)程度であり、従来の成果と比較してリーク電流最大値の2桁程度の改善を達成できた。