2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.1 基礎物性

[13p-B408-1~16] 11.1 基礎物性

2020年3月13日(金) 13:15 〜 17:45 B408 (2-408)

長尾 雅則(山梨大)、荻野 拓(産総研)、鍋島 冬樹(東大)

13:15 〜 13:30

[13p-B408-1] 新規層状イリジウム酸フッ化物のアルカリ土類金属置換効果

倉持 建汰1,2、嶋野 智仁1,2、西尾 太一郎1、内山 智貴3、内本 喜晴3、岡部 博孝4、幸田 章宏4、堀金 和正5、秋光 純5、荻野 拓2 (1.東理大、2.産総研、3.京大、4.高エネ研、5.岡山大)

キーワード:複合アニオン化合物、層状イリジウム化合物、トポケミカル反応

イリジウム酸化物A2IrO4 (A = Sr, Ba)は、様々な興味深い物性発現が報告されており、更にキャリアドーピングによる超伝導相発現の可能性が理論的に提案されている。我々はこれまでに、低温でフッ化剤を作用させるトポケミカル反応により、新規イリジウム酸フッ化物Sr2Ir(O,F)6-δの合成に成功した。今回は、Ba2Ir(O,F)6-δの合成と物性を報告すると共に、Sr2Ir(O,F)6-δとの価数や物性の違いについて議論する。