2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » レーザー誘起ナノ周期構造の研究の現状~どこまで分かっているのか?技術の展望はあるのか?

[13p-B410-1~10] レーザー誘起ナノ周期構造の研究の現状~どこまで分かっているのか?技術の展望はあるのか?

2020年3月13日(金) 13:30 〜 18:00 B410 (2-410)

下間 靖彦(京大)、坂倉 政明(サウサンプトン大)

17:30 〜 18:00

[13p-B410-10] 固体ナノ構造で増強される光圧を利用した高性能光ピンセット

坪井 泰之1 (1.大阪市大院理)

キーワード:光マニピュレーション、ブラックシリコン、光圧

量子ドット、巨大分子、リポソーム、分子集合体といったナノ物質を自在に空間操作できる光マニピュレーション法の開発を目的に、私たちは研究を展開している。その中で、シリコンやチタンなど、プラズモン増強効果が期待できない固体結晶でも、その表面にナノ構造を付与すれば、光圧を増強し、光ピンセットの捕捉力をアシストすることを明らかにしてきた。また、このようなナノ構造は、捕捉挙動を劇的に変革できることも明らかにした。その概要を講演する。