2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 量子ビームによる表面物性・構造解析の新展開

[13p-D215-1~6] 量子ビームによる表面物性・構造解析の新展開

2020年3月13日(金) 13:30 〜 16:45 D215 (11-215)

吉越 章隆(原子力機構)、光原 圭(立命館大)

13:30 〜 14:00

[13p-D215-1] 量子状態選別O2, H2分子ビームの生成と表面反応計測への応用

倉橋 光紀1 (1.物材機構)

キーワード:表面反応、酸素、水素

回転、振動、スピン等の内部量子状態を指定した分子ビームを用いることにより、分子配向、振動励起、電子・核スピン等が表面反応に与える影響を調べることができる。我々は、独自開発の量子状態選別O2分子ビームを用い、入射O2分子の配向や電子スピンが吸着・散乱過程に与える影響を明らかにしてきた。本講演では、白金ステップでの配向制御O2吸着実験、磁場選別法による核スピン・回転状態選別o-H2分子ビーム開発について紹介する。