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△ [13p-D411-14] Ti4O7薄膜の酸化状態と超伝導の関係
キーワード:チタン酸化物、アニール、超伝導
Ti4O7はTi3.5+ (3d0.5) の酸化状態をとり常温で金属であるが低温ではバイポーラロンを形成し,絶縁体となる.Ti4O7におけるバイポーラロンはBSC超伝導との関連において注目されているが,バルク体では強すぎる相互作用のため絶縁体のままである.今回我々はアニール処理によって低温の絶縁体化を抑制し,TC = 3.6 Kの超伝導を観測した.