2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.6 プローブ顕微鏡

[13p-D519-1~12] 6.6 プローブ顕微鏡

2020年3月13日(金) 13:45 〜 17:00 D519 (11-519)

杉本 宜昭(東大)、山田 豊和(千葉大)

16:30 〜 16:45

[13p-D519-11] 単分子熱電能の機械的変調

藤井 慎太郎1、長 はる菜1、西野 智昭1、木口 学1 (1.東工大理)

キーワード:単分子、熱電能、ブレイクジャンクション

ブレイクジャンクション法を用いて金電極間に単分子接合を作製し、機械的に分子−金属間の界面構造を変化させることで、熱起電力の機械的変調性について調べた。フラーレン(C60)と4,4’-ビピリジン(BPY)をターゲット分子として用いた。機械的外力により電極間距離を短くするにつれ、ゼーベック係数の絶対値はBPYでは減少し、C60では増加した。外力誘起の分子軌道エネルギー変化により、単分子の熱電能が変化することが分かった。