2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

15 結晶工学 » 15.4 III-V族窒化物結晶

[13p-PB1-1~29] 15.4 III-V族窒化物結晶

2020年3月13日(金) 16:00 〜 18:00 PB1 (第1体育館)

16:00 〜 18:00

[13p-PB1-21] 最高感度を保有するゲート電圧制御型AlGaN紫外線センサの開発

吉川 陽1、洞口 基玖2、永瀬 和宏1、岩谷 素顕2、竹内 哲也2、上山 智2、赤﨑 勇2,3 (1.旭化成、2.名城大 理工、3.名古屋大・赤﨑記念研究センター)

キーワード:紫外線センサ、二次元電子ガス、トランジスタ

近年、炎センサや計測用途に太陽光や蛍光灯に反応しない(ソーラーブラインド)かつ高感度な紫外線センサが望まれている。本研究ではAl0.6Ga0.4N/Al0.5Ga0.5N界面に誘起される二次元電子ガス(2DEG)を利用したセンサを開発した。Ni/Auショットキーゲート電極に印加したゲート電圧で2DEGのキャリア量を制御し、超高感度および高リジェクション比を達成した。
受光感度は106 A/W、リジェクション比は106であり、これは固体デバイスでは世界最高特性である。本結果により、固体デバイスによる光電倍レベルのセンサ実現の可能性を示した。