2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

11 超伝導 » 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

[14a-B408-1~10] 11.5 接合,回路作製プロセスおよびデジタル応用

2020年3月14日(土) 09:00 〜 11:45 B408 (2-408)

山梨 裕希(横国大)

11:30 〜 11:45

[14a-B408-10] 断熱量子磁束パラメトロン回路を用いた1-bit乱数生成器の設計と評価

〇(M1)羅 文輝1、竹内 尚輝2、陳 オリビア2、吉川 信行1,2 (1.横国大院理工、2.横国大IAS)

キーワード:超伝導、断熱量子磁束パラメトロン、乱数生成器

従来の乱数生成器(RNG)はXorshiftなどのアルゴリズムを使用して擬似乱数を生成するのに対し、本研究で提案するRNGは熱雑音を利用して真性乱数を生成できる。また、AQFPゲートの断熱的なスイッチングにより、優れたエネルギー効率を実現できる。AQFP回路は高速な動作が可能であるため、本RNGによる乱数の生成速度は、数ギガヘルツに達すると予想される。AIST高速標準プロセスを使用してRNGを設計および作製し、生成されたランダムビットストリームの質を評価した。