2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.13 半導体光デバイス

[14a-B410-1~10] 3.13 半導体光デバイス

2020年3月14日(土) 09:30 〜 12:15 B410 (2-410)

荒井 昌和(宮崎大)、髙畑 清人(早大)

10:00 〜 10:15

[14a-B410-3] AlドープZnO/TiO2ナノロッドを用いた太陽電池の効率改善

安藤 寛人1、稲田 貢1 (1.関西大学)

キーワード:太陽電池

色素および量子ドット増感太陽電池において、金属酸化物は電子輸送層として重要な役割を担っており、表面積の拡大と低抵抗化が求められている。中でもZnOナノロッドは高移動度、高透過性を持ち、太陽電池を含めた様々なデバイスに応用されている。また元々のZnOは化学的安定性の低い材料としても挙げられており、それを補う方法としてナノロッド表面に安定性の高い金属酸化物を覆ったコア-シェルナノロッドの研究が行われている。しかし表面コーティングによる直列抵抗の上昇によって結果的に効率低下を招くことが懸念されている。そこで我々はITOに並ぶ低抵抗とされるAlドープZnO(略称:AZO)をコア-シェルナノロッド構造のコア部分に利用することで短絡電流の減少抑制を試みた。