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[14a-B415-1] 機械学習によって設計したナノ共振器シリコンラマンレーザの実験的評価
キーワード:フォトニック結晶、ラマン散乱、機械学習
我々は2次元フォトニック結晶ナノ共振器を用いたシリコンラマンレーザを開発してきた.本デバイスは,ヘテロ構造ナノ共振器に形成される2つの高Q値共振モード(パンプモードとストークスモードと呼ぶ)に励起光とストークスラマン散乱光を閉じ込めることで,1マイクロワット以下の低閾値を達成する.これまで報告したレーザ発振閾値の最少は120 nWで,パンプモードの実験Qp値は40万,ストークスモードの実験QS値は235万であった.2つの共振モードのQ値を上げて,発振閾値をさらに下げることは,本デバイスの基礎・応用研究の可能性を広げるために重要である.近年,機械学習を用いることで,2つのモードの設計Q値を同時に高めることが可能となった.本研究では,機械学習により設計されたナノ共振器シリコンラマンレーザのQ値と閾値を実験的に評価した.