2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

7 ビーム応用 » 7.1 X線技術

[14a-B508-1~11] 7.1 X線技術

2020年3月14日(土) 09:00 〜 12:00 B508 (2-508)

豊田 光紀(東京工芸大)

09:45 〜 10:00

[14a-B508-4] 軟X線励起蛍光におけるSX-STEDイメージング

江島 丈雄1、若山 俊隆2、石山 貴之2、安楽 響哉4、金田 凌祐4、ロイ ショミット4、津田 準一4、坂上 和之3、東口 武史4 (1.東北大多元研、2.埼玉医大保医、3.東大光量子セ、4.宇都宮大工)

キーワード:STED、シンチレーター、軟X線

我々のグループでは、これまでに酸化物シンチレーターのひとつであるCe:LSOを用いて、Ⅹ線励起による蛍光においてベクトル光を用いて蛍光領域の制限を試みた結果、最大で集光系の1/10程度まで蛍光領域が制限できることを実験的に明らかにしてきた。
この結果に基づいて、このSX-STED現象をラジオグラフィー型イメージング、無収差軟X線結像光学系に応用した場合の空間分解能と、従来型のZone Plateの空間分解能と比較した結果、酸素吸収端近傍より低エネルギー側でZone Plateより高い空間分解能を持つ可能性がある。