2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[14a-D209-1~10] 2.4 加速器質量分析・加速器ビーム分析

2020年3月14日(土) 09:00 〜 11:45 D209 (11-209)

土田 秀次(京大)、松崎 浩之(東大)

09:15 〜 09:30

[14a-D209-2] 超小型AMS装置に向けて発案した表面ストリッパーの解離能力の検討

松原 章浩1、藤田 奈津子1、木村 健二1 (1.原子力機構東濃)

キーワード:超小型AMS装置、表面ストリッパー、鏡面反射

床面積が2 m×2 m未満の炭素-14専用AMS装置の開発のために考案した表面ストリッパーの実用性を数値的に評価した.本評価では,テルル化スズSnTeの単結晶の(001)面に,45 keVのエネルギーを持つ質量数14のイオンが2.5°の入射角で入射する状況を想定し,入射する妨害分子と表面電子との衝突により分子が反結合性状態に励起し解離するという寄与を数値的に求めた.その結果,実用化において望まれる解離能力を本寄与のみから得るには,表面電子による分子結合の軟化を考慮する必要があることが分かった.