2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

6 薄膜・表面 » 6.1 強誘電体薄膜

[14a-D419-1~12] 6.1 強誘電体薄膜

2020年3月14日(土) 09:00 〜 12:15 D419 (11-419)

内田 寛(上智大)、川江 健(金沢大)

11:15 〜 11:30

[14a-D419-9] 強誘電体薄膜における電気熱量効果を利用した全固体ヒートポンプの検討

松下 裕司1、吉村 武1、桐谷 乃輔1、藤村 紀文1 (1.大阪府大工)

キーワード:電気熱量効果、ヒートポンプ、有機強誘電体

電界の印加・除去により、分極エントロピーに由来する発熱・吸熱現象を電気熱量効果(EC効果)と呼ぶ。本研究ではAC電界下でのEC効果に注目し、熱容量が小さな薄膜試料でも、高周波駆動により高い熱密度が得られることを実験・計算の両方から示し、熱拡散率の小さな強誘電体ポリマー薄膜のデバイス応用の可能性を提案してきた。今回、リラクサポリマー薄膜のEC効果の実測結果を利用し、全固体ヒートポンプを考案したので報告する。