2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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[14p-A402-1~9] 太陽電池を例としたモジュール科学の学理構築に向けて

2020年3月14日(土) 13:30 〜 18:00 A402 (6-402)

大平 圭介(北陸先端大)、傍島 靖(岐阜大)、増田 淳(産総研)

16:40 〜 16:55

[14p-A402-8] 錫薄膜センサによる太陽電池内モジュール劣化の早期予測

〇(M1)浅野 正太1、森本 考紀1、城内 紗千子2、原 由希子3、増田 淳3、梅田 倫弘1、岩見 健太郎1 (1.東京農工大学、2.新潟大学、3.産総研)

キーワード:太陽電池、錫薄膜センサ、酢酸

太陽電池 (PV)モジュール中のエチレン酢酸ビニル共重合樹脂 (EVA)の加水分解により発生する酢酸は, PVモジュールの性能を低下させることが知られている.我々は Damp-heat (DH)試験や,紫外光 (UV)照射と DH試験を組み合わせた UV+DH複合試験中に PVモジュール内部に発生する酢酸量を,錫薄膜センサの相対反射率変化を指標として評価した.その結果,錫薄膜センサによって出力低下の予兆を実際の出力低下よりも早期に検知することに成功した.