2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[14p-A403-1~19] 17.2 グラフェン

2020年3月14日(土) 13:45 〜 18:45 A403 (6-403)

影島 愽之(島根大)、田中 悟(九大)

16:30 〜 16:45

[14p-A403-11] 放射光X線を用いたグラフェン析出成長過程のその場観察 - Ni触媒結晶化の効果 -

山田 純平1、上田 悠貴1、丸山 隆浩1、成塚 重弥1 (1.名城大)

キーワード:グラフェン、ナノカーボン、その場観察

グラフェンの産業応用に向け、所望の基板上へのグラフェンの直接成長技術が注目されている。我々も、以前より直接成長に関して研究しており、Wキャップ層を用いた析出法により再現性良くグラフェンを基板上に直接成長させることに成功している。また、触媒のNi層を結晶化させることで、析出するグラフェンの結晶性が大きく向上することを報告した。本研究では、結晶化Ni触媒層がグラフェンの品質向上をもたらすメカニズムについてSPring-8のBL11XUのX線回折(XRD)装置を用いたその場観察により、検討したので報告する。