15:15 〜 15:30
[14p-A403-7] 窒素ドープグラフェンナノクラスターの酸素還元反応における触媒性: 最適なクラスターサイズの提案
キーワード:窒素ドープグラフェン、第一原理計算、触媒
本研究では、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、窒素ドープグラフェンナノクラスター (N-GNC) の酸素還元反応 (ORR) に対する触媒性を評価した。様々なサイズのN-GNCの計算を行い、最適なクラスターサイズを探った。クラスター半径約14Åで最も還元電位 (UMax)が高くなることが示唆された。 最大値をとるのは、UMax時の熱力学的平衡過程が半径約14Åで切り替わることによる。また半径約20Å以上で反応経路に対する選択性が失われることも示唆された。