2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.2 グラフェン

[14p-A403-1~19] 17.2 グラフェン

2020年3月14日(土) 13:45 〜 18:45 A403 (6-403)

影島 愽之(島根大)、田中 悟(九大)

15:15 〜 15:30

[14p-A403-7] 窒素ドープグラフェンナノクラスターの酸素還元反応における触媒性: 最適なクラスターサイズの提案

松山 治薫1、中村 淳1 (1.電通大院情報理工)

キーワード:窒素ドープグラフェン、第一原理計算、触媒

本研究では、密度汎関数理論に基づく第一原理計算を用いて、窒素ドープグラフェンナノクラスター (N-GNC) の酸素還元反応 (ORR) に対する触媒性を評価した。様々なサイズのN-GNCの計算を行い、最適なクラスターサイズを探った。クラスター半径約14Åで最も還元電位 (UMax)が高くなることが示唆された。 最大値をとるのは、UMax時の熱力学的平衡過程が半径約14Åで切り替わることによる。また半径約20Å以上で反応経路に対する選択性が失われることも示唆された。