2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

17 ナノカーボン » 17.3 層状物質

[14p-A404-10~19] 17.3 層状物質

2020年3月14日(土) 16:30 〜 19:00 A404 (6-404)

森山 悟士(物材機構)

17:45 〜 18:00

[14p-A404-15] 液浸ラマン分光法を用いたMoS2のキャリア濃度評価

小柳 有矢1、日比野 祐介1,3、横川 凌1,3、若林 整2、小椋 厚志1,4 (1.明治大、2.東工大、3.学振特別研究員、4.再生可能エネルギー研究インスティテュート)

キーワード:二硫化モリブデン、ラマン分光法、スパッタ法

これまでラマン分光法はMoS2などの二次元層状物質群では一般的に層数評価として用いられてきた。他方、本来ラマン分光法によって得られるスペクトルは各種物性に敏感である。ゆえに層数評価以外にも様々な評価に応用できる。我々は低エネルギー側のE1g振動モードに着目した。本研究では2H-MoS2単結晶を用いてFano効果のキャリア濃度依存性を確認し、その関係性からラマン分光法によるキャリア濃度の評価手法を提案する。