[14p-A405-1~15] 22.1 Joint Session M "Phonon Engineering"

[14p-A405-14] Observation of anomalous Ettingshausen effect in permanent magnets

〇Asuka Miura^1,2, Hossein Sepehri-Amin¹, Keisuke Masuda¹, Hiroki Tsuchiura^3,4, Yosho Miura^1,5, Ryo Iguchi¹, Yuya Sakuraba^1,6, Junichiro Shiomi², Kazuhiro Hono¹, Ken-ichi Uchida^1,2,4,7 (1.NIMS, 2.Dep. Mech. Eng., Univ. Tokyo, 3.Dep. Appl. Phys., Tohoku Univ., 4.CSRN, Tohoku Univ., 5.CSRN, Osaka Univ., 6.JST PRESTO, 7.IMR, Tohoku Univ.)

Keywords:Thermoelectrics, Anomalous Ettingshausen effect, Permanent magnets

異常エッチングスハウゼン効果 (Anomalous Ettingshausen effect: AEE) とは、強磁性金属において磁化および電流の両方に直交した方向に熱流が生じる現象である 。AEEに基づく電子冷却・加熱は、その対称性から汎用性の高い熱制御技術への将来展開が期待されるが、これまでにAEEが観測されている材料は少なく、AEEに基づく高効率な熱制御を実現するためには、異常エッチングスハウゼン係数の大きな材料の探索が必要である。また、残留磁化を持たない強磁性体でAEEを発現させるためには外部磁場を印加する必要があるといった問題もある。そこで本研究では、無磁場下でAEEが動作する材料として永久磁石に注目し、室温におけるAEEと関連する輸送物性を系統的に調べた 。