2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.1 光学基礎・光学新領域

[14p-B408-1~16] 3.1 光学基礎・光学新領域

2020年3月14日(土) 13:15 〜 18:15 B408 (2-408)

志村 努(東大)、田中 嘉人(東大)、藤原 英樹(北大)、横山 知大(阪大)

17:30 〜 17:45

[14p-B408-14] 円偏光集光レーザーによるナノ粒子群の光捕捉:回転運動と光渦を持つ散乱光の解析

垰 幸宏1、横山 知大1、石原 一1,2 (1.阪大院基礎工、2.大阪府大院工)

キーワード:光マニピュレーション、ナノ粒子、自己組織化

金ナノ粒子群に円偏光を高NAのレンズにて集光させると、粒子が六方配列を取り、集光領域外の粒子も配列を維持して入射光の偏光方向に回転する。その際、入射した円偏光と逆向きの軌道角運動量を多く含む散乱光が生成される。この現象は、スピンを持つ光が吸収、散乱により、軌道角運動量生成したことを示唆する。本発表では、粒子群にてスピン角運動量が軌道角運動量に変換される原理に関して行った考察について報告する。