[14p-B415-1~15] 3.11 フォトニック構造・現象

[14p-B415-15] X線構造光による完全結晶のブラッグ反射の制御

〇香村 芳樹¹、澤田 桂¹、Huang Chi-Feng¹、石川 哲也¹ (1.理化学研究所)

キーワード：構造光照明、分散関係のギャップ、禁制反射

本研究では、禁制反射面であるシリコン (222)面に対するX線のブラッグ反射を起こさせた。入射光が構造をもたない場合、原子間の結合電荷などに由来する非常に小さい非ゼロの反射率を示した。次に、周期的な位相ドメインを、40周期おきに破った、X線構造光を (222)面に照射すると、周期性の破れた領域でのみ、ブラッグ反射率が、入射角度に依存して増減し、制御された。この新規の現象の理解のために、シミュレーション計算を始めている。