[14p-B415-1~15] 3.11 フォトニック構造・現象

[14p-B415-4] 屈折率勾配を導入したフォトニック結晶レーザーの自励パルス発振動作の観測

〇井上 卓也¹、吉田 昌宏¹、森田 遼平¹、De Zoysa Menaka¹、石﨑 賢司¹、野田 進¹ (1.京大院工)

キーワード：フォトニック結晶、フォトニック結晶レーザー、短パルス

フォトニック結晶レーザー(PCSEL)は、2次元フォトニック結晶における大面積バンド端共振作用を利用した面発光半導体レーザーである。我々は、二重格子フォトニック結晶構造を導入した素子において高輝度動作を実現するとともに、可飽和吸収領域を利用した受動Qスイッチングにより、パルス幅35ps未満・ピーク出力20W級の自励パルス発振動作の実証にも成功している。さらに前回、PCSELの面内に屈折率勾配を導入するだけでも自励パルス発振動作が実現可能であることを数値解析により明らかにした。今回、屈折率勾配を有するPCSELの過渡応答特性評価を行い、自励パルス発振動作の観測に成功したので報告する。