2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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コードシェアセッション » 【CS.5】 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

[14p-D215-1~7] 【CS.5】 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

2020年3月14日(土) 13:45 〜 15:45 D215 (11-215)

羽田 真毅(筑波大)、谷口 耕治(東北大)

14:15 〜 14:30

[14p-D215-3] 空間反転対称性の破れを制御した有機・無機ハイブリッド層状ペロブスカイト型ヨウ化鉛におけるバルク光起電力効果

谷口 耕治1,2,3,4、黄 柏融4、宮坂 等1,4 (1.東北大金研、2.JSTさきがけ、3.京大ESICB、4.東北大院理)

キーワード:バルク光起電力効果、有機・無機ハイブリッドペロブスカイト、キラリティ

近年、高効率太陽電池材料として脚光を浴びている有機・無機ハイブリッドペロブスカイト型半導体の類縁体の層状化合物において、キラル分子を組み込むことで空間反転対称性の破れを制御した系を新規に開発した。開発した物質では、白色光の照射下でゼロバイアス光電流の発生が観測された。これはキラリティを介して系に導入した空間反転対称性の破れにより、バルク光起電力効果が発現していることを示唆している。