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[14p-D215-7] 3元系フッ化物の合成、磁性、および正極としての可能性
キーワード:新物質、フッ化物、反強磁性
我々は、フッ化剤を用いて新規フッ化物BiFe0.5Fyを合成した。結晶構造は空間群R3cで説明でき、欠損を有していた。磁化の温度依存性と磁場依存性により、ネール点250 Kの反強磁性体であることがわかった。本物質をフッ化物イオン電池の正極として適用すると、140 °Cで可逆的に200 mAh/gを示した。磁化測定やX線回折により、放電時にフッ素イオンが正極から対極へ移動し、充電時は逆方向へ移動することがわかった。