2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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コードシェアセッション » 【CS.5】 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

[14p-D215-1~7] 【CS.5】 7.4 量子ビーム界面構造計測、9.5 新機能材料・新物性のコードシェアセッション

2020年3月14日(土) 13:45 〜 15:45 D215 (11-215)

羽田 真毅(筑波大)、谷口 耕治(東北大)

15:30 〜 15:45

[14p-D215-7] 3元系フッ化物の合成、磁性、および正極としての可能性

高見 剛1、河原 克巳1、齊藤 高志2、神山 崇2、福永 俊晴1、安部 武志1 (1.京都大、2.高エネ研)

キーワード:新物質、フッ化物、反強磁性

我々は、フッ化剤を用いて新規フッ化物BiFe0.5Fyを合成した。結晶構造は空間群R3cで説明でき、欠損を有していた。磁化の温度依存性と磁場依存性により、ネール点250 Kの反強磁性体であることがわかった。本物質をフッ化物イオン電池の正極として適用すると、140 °Cで可逆的に200 mAh/gを示した。磁化測定やX線回折により、放電時にフッ素イオンが正極から対極へ移動し、充電時は逆方向へ移動することがわかった。