[14p-D519-1~9] 6.5 表面物理・真空

[14p-D519-1] 金(111)面におけるペリレンと臭素

〇遠藤 理^1,2、田 旺帝²、中村 将志³、雨宮 健太⁴、尾﨑 弘行¹ (1.東京農工大工、2.国際基督教大学、3.千葉大工、4.高エ研物構研放射光)

キーワード：有機半導体、走査トンネル顕微鏡、X線吸収分光

金(111)面に形成したペリレン単分子層にホール注入のため臭素分子を導入した過程で生じる構造と電子状態の変化を走査トンネル顕微鏡観察および炭素K吸収端近傍X線吸収微細構造分光法で解析した。臭素ドース初期段階では部分電荷移動が観測され、4x4構造に対して一次元的に臭素分子が吸着したと考えられる列構造が現れた。ドース量を増やすと分子はカチオン化し、格子定数の大きな2次元長周期構造が観察された。