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[14p-D519-7] Rutile TiO2(110)上に担持したCuナノ粒子の電子状態分析
キーワード:Cuナノ粒子、rutile TiO2、光電子分光法
本研究では、還元された表面(R-TiO2)と酸素過剰な表面(O-TiO2)の2種類のrutile TiO2(110)表面上にCuを蒸着し、Cuナノ粒子の電子状態を放射光光電子分光法によって調べた。O 2s、Ti 3pのピークはCuの蒸着量が0.5ML以下では高結合エネルギー側へシフトし、その後、低結合エネルギー側にシフトする傾向がみられた。一方、仕事関数においては、蒸着量初期に急激に減少した。本講演では、Cuナノ粒子の成長モードの結果も併せてCuと基板の電荷移行について議論する。