16:00 〜 18:00
[14p-PA2-14] Aberchrome 670添加プラスチック膜のX線照射による吸光度変化
キーワード:線量計、ラジオクロミズム、フォトクロミズム
放射線照射は,外科的手術が持ちえない特長を有しているため,有望な治療法として注目を浴びている.適切な放射線治療には,正確な線量分布の把握が要求される.放射線のエネルギー吸収の観点で言えば,検出・測定素子を生体組織と等価な有機物で構成することが望ましい.これまで,我々は様々なフォトクロミック材料をプラスチックに添加し,それらのラジオクロミズムについて報告してきた.本研究では, Aberchrome 670を分散させたPolystyrene膜とPoly(methyl Methacrylate)膜を作製し,紫外光およびX線照射前後の吸収スペクトルを測定することで,異なる母材料を用いた際のラジオクロミズムの違いについて調べた.