[14p-PB4-1~22] 8 プラズマエレクトロニクス

[14p-PB4-2] ガスプラズマによる薬剤耐性菌とCAT蛋白質の不活化

〇作道 章一¹、三沢 達也² (1.岡山理科大学、2.佐賀大学)

キーワード：プラズマ、薬剤耐性菌、クロラムフェニコールアセチルトランスフェラーゼ

近年、細菌の薬剤耐性化が世界的問題となっている。薬剤耐性化により、細菌は抗生物質に対する抵抗性を獲得する。このため、薬剤に頼らない形での殺菌技術が必要とされている。最近、私たちは物理的殺菌技術として近年注目されているプラズマを用いて、薬剤耐性菌と非耐性菌のプラズマ感受性が同等であることを明らかにした（作道章一他, 2018年 第79回応⽤物理学会秋季学術講演会, 名古屋）。一方、プラズマによる殺菌メカニズムには未だ不明な部分が多い。本研究ではプラズマによる殺菌メカニズムの一端を明らかにする目的で、プラズマ処理によりもたらされる薬剤耐性菌の蛋白質の生化学変化を調べた。