2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

13 半導体 » 13.2 探索的材料物性・基礎物性

[14p-PB8-1~8] 13.2 探索的材料物性・基礎物性

2020年3月14日(土) 16:00 〜 18:00 PB8 (第1体育館)

16:00 〜 18:00

[14p-PB8-6] ルチル型二酸化マンガンにおける水素の局所電子状態

岡部 博孝1、門野 良典1,2、平石 雅俊1、幸田 章宏1,2、竹下 聡史1,2、小嶋 健児3、山内 一宏4、佐藤 博彦5 (1.KEK物構研、2.総研大、3.TRIUMF、4.佐賀大院工、5.中大理工)

キーワード:ミュオンスピン回転法、マンガン酸化物、水素

ミュオンスピン回転緩和法(μSR)を用いてβ-MnO2中の水素の局所電子状態を観察した.水素はβ-MnO2中で格子間位置(トラップフリー)および水酸基または欠陥位置(トラップ)を占めることが判明した.また,外部磁場に対する応答から,これらはいずれもイオン的な水素状態(水素原子H0ではない)をとることも分かった.当日は2つの異なる水素の起源と電子状態について議論したい.