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[15a-A302-4] 緩和した厚膜InGaN上の長波長MQWの作製と評価
キーワード:InGaN、多重量子井戸構造
可視光InGaN-LEDの下地層にはGaNが一般的に用いられている。しかし、発光波長が長波長になるにつれ、発光層のInGaNとGaNとの格子定数差が大きくなりInGaN層のミスフィット転位の増加や量子閉じ込めシュタルク効果(QCSE)の影響の増加により、LEDの発光効率は低下する。高品質なInGaN下地層が実現できれば、上記の格子定数差は小さくなり、ミスフィット転位の減少およびQCSEの低減等が期待される。更に様々なアプリケーションへの応用が期待できる。我々はファセット成長を使ったInGaN下地層の高品質化の検討を行っている。これまでに我々は作製したInGaN下地層のMQW(多重量子井戸層)の成長ではGaN上のものと比較して長波長化かつ強度が改善を報告してきた。そこで今回はMQWの条件を変えることにより長波長化の検討を行ったので報告する。