2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

シンポジウム(口頭講演)

シンポジウム » 揺らぐ媒質を伝搬する光の乱れの理解とその克服

[15a-B409-1~8] 揺らぐ媒質を伝搬する光の乱れの理解とその克服

2020年3月15日(日) 09:00 〜 12:10 B409 (2-409)

服部 雅之(国立天文台)、早野 裕(国立天文台)

09:05 〜 09:35

[15a-B409-2] 散乱媒質はイメージングの「敵」か「味方」か?
-「敵」を「味方」に変える相関イメージング -

武田 光夫1 (1.宇都宮大学CORE)

キーワード:イメージング、スペックル、相関関数

これまで,揺らぎ媒質はイメージングを妨げる「敵」とみなされ,敵を封じることに研究努力が傾注されてきた.補償光学はその典型である.発想を変えて「敵」を「味方」に転じることができないか?本講演では,補償光学による波面補正が困難な強い散乱性を持つ媒質(すりガラスなど)の背後に隠された物体を散乱光の相関情報から透視再現する相関イメージングと散乱媒質をレンズ代わりに利用するスペックル強度相関レンズレス顕微鏡について紹介する.