[15a-B409-1~8] 揺らぐ媒質を伝搬する光の乱れの理解とその克服

[15a-B409-6] 位相シフトデジタルホログラフィでの生体組織背後の位相イメージング

〇(M1)児玉 周太朗¹、大田 愛美¹、澤 優摩¹、池田 佳奈美²、狩野 豊¹、宮本 洋子¹、武田 光夫³、渡邉 恵理子¹ (1.電通大、2.府立大、3.宇都宮大)

キーワード：デジタルホログラフィ、散乱媒体

生体組織であるラットの皮膚の背後に隠された微小物体の定量位相イメージングを、インライン位相シフトデジタルホログラフィを用いて実証した。ラットの皮膚の厚みは318 µmで、表皮、真皮、血管等の複数の散乱層を有していた。微小物体には直径101 µmのプラスチックビーズを使用し、記録・再構成を行った。位相アンラッピング後のプラスチックビーズの位相像は推定理論位相値とほぼ一致することを確認した。