2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

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[15a-D209-1~10] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2020年3月15日(日) 09:00 〜 11:45 D209 (11-209)

富田 英生(名大)

10:00 〜 10:15

[15a-D209-5] 回転型高感度コンプトンカメラによる全方向γ線イメージング

村石 浩1、榎本 良治2、片桐 秀明3、加賀谷 美佳4、成田 尚史3、渡辺 宝5、加納 大輔5 (1.北里大医衛、2.東大宇宙線研、3.茨城大理、4.仙台高専、5.国がん研セ東病院)

キーワード:コンプトンカメラ、放射能汚染、医学物理

本研究では、核医学施設、福島フィールド、及び加速器施設における1μSv/h程度以下の低線量γ線源の可視化を目的として、結晶シンチレータによる高感度全方向γ線コンプトンカメラの開発を行っている。先の学会では、3.5cm角CsI(Tl)を16本用いた検出器を用いて、測定中に検出器を回転させながらデータ収集を行うことで、全方向再構成画像上において発生するバックグラウンド領域における系統的凸凹構造(ゴースト)を大幅に低減可能であることを報告した。今回の学会では、検出器配置等を工夫することで、カウンター数が6本においても、前回より優れた再構成画像を容易に得ることができる内容について報告する。