2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

2 放射線 » 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

[15a-D511-1~10] 2.3 放射線応用・発生装置・新技術

2020年3月15日(日) 09:00 〜 11:45 D511 (11-511)

渡辺 賢一(名大)

11:00 〜 11:15

[15a-D511-8] 宇宙線Imaging用原子核乳剤における銀微粒子の安定化

谷 忠昭1、西尾 晃2、内田 孝幸3、森島 邦博2,1 (1.日本写真学会フェロー、2.名大理、3.東京工芸大)

キーワード:宇宙線イメージング、原子核乳剤、光電子分光

宇宙線imaging用原子核乳剤ではmuonの通過でハロゲン化銀粒子上に銀微粒子(潜像)を形成し、現像して飛跡を形成するが、観測時間が長いので潜像の退行の防止が重要な課題である。本研究では新たに得た潜像退行防止剤が銀の電子構造に与える影響を光電子分光で調べ、潜像形成機構に照らしてその防止機構を調べた。得られた結果から潜像退行機構を提案し、退行防止策を考察した。