2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(ポスター講演)

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[15a-PA3-1~3] 3.10 光量子物理・技術

2020年3月15日(日) 09:30 〜 11:30 PA3 (第3体育館)

09:30 〜 11:30

[15a-PA3-1] 外部磁場項を実装したコヒーレントイジングマシン

武居 弘樹1、稲葉 謙介1、稲垣 卓弘1、生田 拓也1、山田 康博1、本庄 利守1、風間 拓志2、圓佛 晃次2、梅木 毅伺2、笠原 亮一2 (1.NTT物性研、2.NTT先デ研)

キーワード:コヒーレントイジングマシン、光パラメトリック発振器、外部磁場

我々は相互に結合した縮退光パラメトリック発振器(DOPO) パルスをスピンとして見立て、イジング模型の基底状態探索を行うコヒーレントイジングマシン(CIM) の研究開発を行っている。既に2000 のDOPO パルスからなるCIM を実現し、これを用いて2000 ノードの完全グラフの最大カット問題を高速に解くことに成功しているが、各スピンへの外部磁場に相当する項は実装されておらず、またスピン間の結合項は1,0,-1 の3 値に制限されていた。一方、様々な組合せ最適化問題をイジング模型に変換するには、多くの場合外部磁場項と多値の結合項が必要であることが知られている。今回、外部磁場項と多値結合項を実装したCIM を開発し、それを用いて外部磁場中の1 次元(1D) および2 次元(2D) イジングモデルを模擬する実験を行った。