2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[15a-PA4-1~29] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2020年3月15日(日) 09:30 〜 11:30 PA4 (第3体育館)

09:30 〜 11:30

[15a-PA4-13] 蛍光顕微鏡によるBull’s eye型プラズモニックチップ上のナノ粒子の蛍光増強度評価

神田 舞衣1、藤本 絵里1、田和 圭子1 (1.関西学院大理工)

キーワード:プラズモニックチップ、Bull's eye、蛍光

本研究では、落射と透過の光学系を用いてBull’s eye型プラズモニックチップ上の蛍光単一ナノ粒子を蛍光顕微鏡で観察し、φ20μmのBull’s eye構造内の位置に依存した蛍光強度を評価した。落射では一つのBull’s eyeパターン内のどの位置でも粒子の蛍光強度は変わらなかった。一方、透過のBull’s eyeパターン中心ではフラットな金属面上の粒子と比べて8倍の増強度を示した。これはBull’s eyeパターン内のプラズモン伝搬モードの違いに依存していると考えられる。