2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

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一般セッション(ポスター講演)

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[15a-PA4-1~29] 3.12 ナノ領域光科学・近接場光学

2020年3月15日(日) 09:30 〜 11:30 PA4 (第3体育館)

09:30 〜 11:30

[15a-PA4-5] 共振器QED系における光子場を介した複数分極の同期現象の理論

瀬崎 陸1、石川 陽1、宮島 顕祐2、小林 潔1,3 (1.山梨大院工、2.東理大理、3.東洋大経)

キーワード:超蛍光、同期現象、共振器QED系

超蛍光は光を介して結合した複数分極集団の位相が揃うことで生じる一種の同期現象であると考えられており、我々は広く様々な系における普遍的な超蛍光のメカニズムと発生条件を同期現象の観点から理論的に解明することを目的とする。前回講演では2準位系と共振器モードが共鳴する場合において、超蛍光のメカニズムが真空場揺らぎをトリガーとした分極集団の同期現象として記述できることを明らかにした 。本講演では、非共鳴の場合 に分極集団が同期し超蛍光が発生するための条件を明らかにし、Luminescence 方程式に基づくシミュレーションと比較することで、分極の同期現象に対する離調 の効果を明らかにする。