2020年第67回応用物理学会春季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

3 光・フォトニクス » 3.4 生体・医用光学

[15p-B309-1~9] 3.4 生体・医用光学

2020年3月15日(日) 13:15 〜 16:00 B309 (2-309)

西舘 泉(農工大)

15:15 〜 15:30

[15p-B309-7] バクテリオロドプシン2値化DOGフィルターによる明るさの錯視

〇(M1)船木 康平1、笠井 克幸2、岡田 佳子1 (1.電通大基盤理工、2.NICT)

キーワード:バクテリオロドプシン、受容野、網膜神経節細胞

網膜神経節細胞受容野は光照射/消灯にそれぞれ応答する興奮/抑制領域から構成され,DOG関数で近似される.視物質類似のタンパク質バクテリオロドプシン(bR)を対向する2枚の透明電極上に互い違いにパターニングし,電解質溶液を封入してbR-2値化DOGフィルターを作製した.錯視画像を走査すると光の明暗差に反応し,錯視を検出した.シミュレーションや深層学習で再現される錯視を,デバイスでも再現可能である.