[10a-N204-1~12] CS.10 6.5 表面物理・真空と7.6 原子・分子線およびビーム関連新技術のコードシェアセッション

[10a-N204-2] 微細加工表面における分子散乱を用いた受動的圧縮機構

〇(M2)庄田 光佑¹、上瀧 優希¹、板谷 一輝¹、江﨑 啓介¹、杉本 紘基¹、芦田 優作¹、小澤 宇志²、山下 裕介³、西山 和孝⁴、横田 久美子¹、田川 雅人¹ (1.神戸大工、2.JAXA、3.東京大工、4.ISAS)

キーワード：分子線散乱、微細加工表面、大気吸入イオンエンジン

低高度衛星を実現する上で衛星に加わる大気抵抗の補償は必要不可欠であり，大気吸入イオンエンジン(ABIE)は理想的な推進システムとして研究されている．ABIEでは高層大気を取り込み，外部動力を用いずに分子密度を圧縮することが重要な技術となる．本研究では，衛星速度の流入大気を放電室まで導く流路壁面に微細加工を施すことで分子散乱挙動に指向性を与え，受動的圧縮特性を向上させるアイデアを検証した結果について報告する．