2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

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一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[10a-N207-1~11] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年9月10日(金) 09:00 〜 12:00 N207 (口頭)

林 智広(東工大)、杉原 加織(東大)

10:00 〜 10:15

[10a-N207-5] 生体適合性を有する糖鎖高分子の液中での形状・物性のAFMによるナノスケール解析

関 禎子1,3、永野 聖子2、大西 桂子1,2、後藤 光昭3、赤池 敏宏3 (1.物材研 先端材料、2.物材研 微細構造、3.都立大)

キーワード:原子間力顕微鏡、高分子、糖鎖

生体適合性の発現メカニズムは不明な点が多く、様々な分野で研究されている。本研究で用いた糖鎖高分子PVLAは、細胞培養・DDSへ応用されており、抗血栓性という特徴も有する。そこで表面構造と機能の関連をAFMで解析することを目的とした。PVLAは両親媒性のため水溶液中でミセル状構造を形成する。AFMでは水和状態の糖鎖と思われる構造が観察された。更にFM-AFMを用いて界面について検討した結果を報告する。