2021年第82回応用物理学会秋季学術講演会

講演情報

一般セッション(口頭講演)

12 有機分子・バイオエレクトロニクス » 12.6 ナノバイオテクノロジー

[10a-N207-1~11] 12.6 ナノバイオテクノロジー

2021年9月10日(金) 09:00 〜 12:00 N207 (口頭)

林 智広(東工大)、杉原 加織(東大)

11:00 〜 11:15

[10a-N207-8] ヒト胎盤の機能評価に向けたマイクロ流路デバイスの開発

天野倉 大成1、堀 武志1、小林 記緒2、岡江 寛明2、有馬 隆博2、梶 弘和1 (1.東北大院工、2.東北大院医)

キーワード:臓器チップ、マイクロ流路デバイス、ヒト胎盤幹細胞

胎盤は, 妊娠中一時的に形成される多機能臓器であり, ホルモン産生や胎児-母体間の栄養素, ガス, 廃棄物交換など, 重要な役割を担っている. ヒト胎盤に関する研究は, 周産期疾患の病態研究や新薬創生のために重要であるが, 動物間の種差が著しく大きいことなどが原因で, 他の臓器に比べ遅れている.そこで, 本研究ではヒト胎盤の機能と構造を模倣したin vitroモデルの開発を目的とした. 胎盤機能の一つである母体血管への浸潤と置換能を評価できるマイクロ流路デバイスの開発を行った.