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△ [10a-N406-3] Ag2Sにおける複合材料効果を用いた熱電発電
キーワード:熱電材料、巨大ゼーベック効果、複合材料効果
我々は絶縁体的な低温相から、金属的な高温相に相変態するAg2Sに着目し、下部加熱上部測定式を用いて、高温相と低温相を試料の上下に共存させた。その結果、試料下部の高温相に起因する低い電気抵抗率と、試料上部の低温相における大きなゼーベック係数を同時に得ることに成功し、比較的広い温度領域において高い熱電性能を得た。本研究ではAg2Sにおける、この複合材料効果によって得られる電力の測定を行い、発電性能を評価した。