[10a-N406-1~10] 9.4 熱電変換

[10a-N406-6] II-IV-V₂族カルコパイライト化合物ZnSnSb₂の結晶成長と熱電特性評価

〇重枝 佑輔¹、永岡 章¹、吉野 賢二¹、西岡 賢祐¹ (1.宮崎大工)

キーワード：熱電変換、カルコパイライト化合物、ZnSnSb2

II-IV-V₂族カルコパイライト化合物ZnSnSb₂は、格子定数比c/a=2.00に近い擬立方晶であるため、構造の対称性から高いパワーファクターが期待できる。そこで結晶成長条件を調査し、熱電特性評価を行った。結果、ZnSnSb₂単相はSn溶媒による溶液成長から得られた。熱電特性は300 ℃で抵抗率は1.17 mΩ·cm、ゼーベック係数は51.3 μV/K、熱伝導率は1.22 mW/Kとなった。